今シーズンは既に数多くゲレンデがオープン。積雪不足に悩まされた直近2シーズンと比べて全般に良コンディションが期待できるシーズ・インとなりました(ひと安心)。
スキー場周辺の気温がまだ下がりきっていないこの時期と、3月半ば以降に「天気予報では雨みたいです。ツアーは中止ですか?」というお問い合わせを時々聞くことをふと思い出しました。雨でもスキー場は営業しています。ツアーも中止になりません。
いくら雪がいっぱい積もる地域・雪国でも、気温が高い時期は雪でなく雨が降ります。厳寒期(1月半ば~2月末頃)にはほとんどありませんが、上越・信州以南のスキー場では、12月または3月以降にはスキー場でも雨が降ることもそれほど珍しいことでもありません。
スキー場のピンポイント天気予報
もちろん、真夏のゲリラ豪雨のような降り方はしません。お天気のことですから確かな話ではありませんし、地域によって多少の違いもありますが、降っても大抵シトシト雨か、かなり湿気の多い雨のような雪、雪のような雨なことがほとんど(ドシャ降りだとあっという間に雪が溶けてスキー場はクローズに)。
極めて少数ですが、ツアーは出発する旨を伝えると「雨なのに滑るんですか?!」って半ギレされる方もおられます。
もちろん「滑るんだ!」なんて強制はしません。雨中のゲレンデへ出る、滑りたいという気持ちよりイヤな気持ちが強いなら様子を見ながら、または温泉などでのんびり。絶対ムリならツアーの予約をキャンセルして、日を改めるのもアリです(ツアーをキャンセルする場合は取消料を差し引いて返金です)。
むしろ春先の暖かい日の、雪が激しく溶けたゲレンデで転倒する方がよっぽどひどく濡れます。スキー・スノーボードのウエアやブーツは元々防水機能もがありますし(ちゃんとメンテしてない安価なウエアでなければ)、少々の雨なら問題なく楽しめるはずです。
逆に雨でなく、あまりにも激しく雪が降る日や春先の強風時は「高速道路が通行止めで出発しても辿り着けない」「強風でリフトの全運休」など、身体・生命を危険に晒す、スキー場自体が休業するほどの荒天時は、ツアーを中止することがあります。
アウトドア・スポーツですから天候に恵まれない日もあります。もしも「リフトに乗っている間が寒くてかなわん・・・」「雨がイヤ」なら、ゴンドラで上がって滑り降りたらまたゴンドラって感じで「ゴンドラ中心に滑る」というのはベテラン勢の知恵。その前に「ゴンドラ」がある、コース的にゴンドラ中心でも楽しめるスキー場を選ぶ必要があるのと、1本は長~くなる、厳しいコースが含まれるかも、など、初めての方や初心者には難しい側面もあります。
当日雨が予測されるなら、こんな物を用意しておくと役に立ちますよ♪
撥水機能の落ちたウエアも、コイツをたっぷり噴いておけばかなり心強い。グローブにも、よくコケるならお尻を中心にボトムにもたっぷり。
ファスナー・チャック付きのビニール袋に携帯ほか持ち物を小分けに入れて防水。濡れた物の収納にも。100円ショップもので十分です。
吸水性抜群・しっかり絞れるスポンジ状の雑巾はタオルよか圧倒的に使い易い。プラセーム・スポンジダスターとも。100円ショップで
ゴーグル&キャップなら雨でも視界も良好。全身のコーデ的にムリなら絶対的なものでもなし。逆にゴーグルはないとかなり辛い…
関東周辺のスキー場には、「晴天率が高い」ことをウリにしているスキー場がいくつかあります(晴天率80%以上をピックアップ)。
東海~関西周辺には残念ながら晴天率の高いスキー場は特に見当たりません・・・
絶対に雨が降らないという訳ではありませんし、一般的なスキー場の晴天率が低いと言っても、曇りや雪の日が多いというだけなので、雨に関しては大差無いかもしれません。悪しからず。
スキー場が雨。「お天気ばかりはどうしようも無い」と諦めるのでなく、どうしても雨がイヤなら、いろいろ対策してお楽しみください~