スキー・スノボの本格的な練習、筋トレを屋内でできるマシン「Snow Sports Simulator」と「PRO SKI-SIMULATOR」を紹介します。本気で「スキルアップしたい」、誰にも知られず「スキルアップしたい」ならw
左右にスライドするレールにビンディングが付いた専用のスキーまたはスノーボードを取り付け、目の前の画面に映し出されるコース・ゲレンデを攻める!
大画面に映し出される風景は、ユーザーの動きと連動して変化するので、雪上を滑る感覚を疑似体験できるというバーチャル・リアリティマシン。
フリー滑走はもちろん、スラロームやジャイアントスラロームを設定することもでき、マシン上での動作・運動は、雪上を滑る・攻めるのと同じ動き。他のスポーツでは使わないようなスキー・スノボに重要な部位の筋肉と体幹を鍛えることができるのはもちろん、エッジの角度やバランス感覚などをゲーム感覚で楽しくトレーニングできます。
実際、アルペンスキー種目でのワールドカップ総合優勝、オリンピックで2ツの金メダルを獲得した米国のミカエラ・シフリン選手ほか、多くのメダリストにも愛用されています。
ウェブサイトに英語で「家庭用に最適」と書かれている最廉価版の「Leader Pro」でも価格は19,500ユーロ(約240万円)と高額ですから自分用に購入できるはずもなく、横幅3メートル以上もある大型マシンなので自宅に設置すること自体ムリな話です。
横浜にあるショールームで、誰でも「Snow Sports Simulator」を体験することができますよ♪ただし費用は30分3,000円。「気軽に」とは言えないかも…ですけどw、興味と機会があれば是非♪
外見からすぐに想像できるとおり、バーチャルリアリティ的な要素や、特殊な効果のない機械的、古典的なトレーニングマシン「PRO SKI-SIMULATOR」。
このトレーニングマシンは昭和のバブル期以前からずっと続くロングセラー。
強度の調整や機能面の改良など、細かなブラッシュアップはされているものの、長年の実績があるスキー屋内トレーニングマシンの主流、スロバニアの「Trgovina」社製。
左右のスライドは強度を調整できるので、ターンや切替しなどに必要な筋肉を鍛えることができるのはもちろん、エッジの傾きやポジション、バランス感覚などについて雪上での滑走を忠実に再現しますので、PRO SKI-SIMULATORの使用、トレーニングには絶大な効果が期待できます。
バーチャルリアリティ的な要素が無いので、ストイック感は否めませんが、先述の「Snow Sports Simulator」と実質的な効果に大きな差はありません。
逆にPRO SKI-SIMULATORの場合、自身の姿を撮影することでエッジングや姿勢、ポジショニング、フォームなど、かなり細かい部分の分析・修正ができますからさらに効果的です。
「PRO SKI-SIMULATOR」 は 北海道石狩市の株式会社レーシングスポーツワークスが独占販売しています。過去には模倣製品も出回っていましたが、最近はスロバニアの「Trgovina」社製以外は見かけません。
最廉価版でのスキー用「BASIC SKI MACHINE」、スノーボード用「SNOWBOARD MACHINE」は、Trgovina社のサイトでいずれも799ユーロ(約10万円:日本販売会社での販売価格は174,000円)ですから、「真剣にスキルアップしたい」、「誰にも知られずスキルアップしたい」のであれば、何とか手に届きそうですねww。
メダリストや世界的なプレイヤーを目指すのであればいざ知らず、これ程の費用を掛けられるなら、その分シーズン中はもちろん、オフ期にもサマーゲレンデなどへ出向いて「たくさん滑る」方が楽しく、スキルアップも実感できるというもの。
オフシーズンの話題としてお届けしてみました~w
Snow Sports Simulator:画像©http://www.skytechsport.com/
PRO SKI-SIMULATOR:画像©https://www.racingsportworks.com/