誰もが急な腹痛に襲われた経験はありますよね。それも電車やバスでの移動中など「すぐにトイレには行けない」状況、大ピンチな経験をした方も少なくないはず。
スキーバスで移動中、何の前ぶれもなく突然の腹痛に襲われた時、トイレに行きたくなった時はどうすれば良いのでしょうか・・・
スキー・スノボ旅行という不慣れな非日常の最中なのですから、気づかないうちにどこか緊張しているでしょう。外気との寒暖差や座席で感じる振動や揺れなど、身体が感じる環境の変化、さらに普段とは違うタイミングでの飲食など、腹痛を起す原因とされる様々な要素がいくつも揃っている状況にあります。さらに帰りの場合は疲れている、体力が落ちていることも急な腹痛を起す原因になります。
一方、スキー・スノボツアーで利用するバス、スキーバスに限らず、一般的にバスの車内にはトイレはありません。
近郊への日帰りツアーの場合も、長野県など少し遠方のスキー場へ向かう場合も、スキーバスは走行2時間ほどの間隔で停車、15分程のトイレ休憩を取ることは途中のトイレ休憩時に注意したいことで詳しく説明しましたが、腹痛が気になりはじめたとしても「トイレへはすぐに行けない」というストレス自体が、腹痛をさらに増強してしまう理由にもなるのだそうです。
また、仮に運よくすぐにトイレ休憩があり、あまり我慢せずに難を逃れることができたとしても、それで完全に腹痛が収まるとは限りませんし・・・
水なしで飲める速効下痢止め薬なんて持っているはずも無く、ウエスト周りの締め付けを緩めてみたり、お腹を擦って紛らわせるなんてことを試みたり。
急な腹痛が気のせいでないことが分かったら、できるだけ早めに乗務員さんへ「お腹が痛い…」ことを伝えましょう。
恥ずかしいなんて言ってられません。
走行中なのですからトイレはすぐにあるはずも無く、乗用車と違ってボディの大きなバスは、停めることが出来る場所も限られます。緊急事態なことを乗務員さんへ伝えたところで、すぐにトイレへ飛び込める訳ではないのです。
乗務員さんにとっては何度となく通っている道ですから、可能な限り最寄のトイレへ向かってくれます。もしも運よく腹痛が収まったなら「もう大丈夫です」って言うだけ、予定外の停車をしないで済むのですから、乗務員さんも「よかったな~」って喜んでくれるはずです。
腹痛に限らず、バスの車内で何らかトラブルが起こった時は、何でも早めに乗務員さんへ。それが個人の我がままでない、乗客みんなの迷惑でない事なら、できる範囲で善処してくださいますから。