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ゲレンデは紫外線2倍!スノボ女子は日焼け対策必須 曇りでも

ゲレンデは紫外線量2倍!スノボ女子は日焼け対策が必須です。

スノボ・スキーって、1日中屋外で過ごすのに「真冬だから日焼けは大丈夫」って根拠なく安心してません?

タイトルにもあるように、スキー場・ゲレンデは周囲一面が雪に覆われています。雪は紫外線の80~90%を反射しますので、日常と比べるとおよそ2倍もの紫外線を受けることになるんです!

さらに、単なる肌の日焼け以外にも、スキー場・ゲレンデで特有の紫外線による弊害・疾病なんかもあったりします。

という訳で今回はスキー場・ゲレンデで注意したい紫外線と、日焼けの対策について詳しく紹介して行きます。

 

ゲレンデは紫外線2倍

真冬なのに日焼け?!と思う人も多いかも知れません。実際冬の日差しは弱く、直接受ける紫外線の量は真夏と比べるとかなり少ないのは事実です。

紫外線についてはUVインデックス、紅斑紫外線、UV-A、UV-Bなどの数値で表し、日最大値、平均値など様々な比較方法がありますが、ここでは人体に及ぼす影響の度合い、紫外線の強さを指標化した「UVインデックス」の、関東地域の2017年度月平均値で比較してみます。

関東2017年度 UVインデックス値
7月 7.3
12月 1.8
1月 2.0
2月 2.7
3月 3.3

こんなのピンと来ないかも知れませんが、最も紫外線量の多い7月と比べ12月の紫外線量は1/4程度、3月だと1/2程度となっています。

真っ白な雪面、スキー場の事を少し古い言い方で「白銀の世界」と言いますが、これは単に真っ白という意味でなく、陽の光を鏡のように激しく照り返す様が語源となっていて、事実雪面は紫外線を80~90%も反射します。(アスファルトも反射しますが10%程度なので誤差の範囲)

さらに、標高が高いと大気を通過する際のオゾンによる吸収も少なくなり、紫外線は強くなります。一般にUVインデックスは標高が1,000m高くなると約10%増加するとされています。

標高はスキー場毎にマチマチなのですが、仮に標高1,000mだったとすると、冬場であるにも関らず、最も少ない12月でも1.8×190%(反射)×110%(標高)=3.8となり、7月の半分以上4月初旬並み。3月だと6.9となり、ほぼ7月と変わりありません。

データ、反射率、標高についてなどは気象庁ホームページ各種データ・知識解説より要約抜粋

 

曇りでも紫外線は大きく変わらない

快晴時の紫外線量を100とすると、うす曇りの時は80~90、曇りの時も60~70ほどの紫外線量があるんです!深々と雪が降っていても快晴時の50%以上の紫外線量があるのは確実です。

さらに注意したいのは晴れたり曇ったり、雲の間から日差しが差し込んでいたりする天気。スキー場では良くあるのですが「雪が降っているのに明るい時」は、雲からの散乱光が加わって、快晴の時よりも紫外線が多いこともあるんです。

 

眼の日焼けも怖い

肌だけでなく、紫外線による眼へのダメージは結構深刻で、ひどくなると角膜炎、白内障など重大な目の病気にも繋がる可能性もあります。

スキー場・ゲレンデ特有の紫外線による弊害・疾病、眼の日焼け「雪目」について詳しくは別ページを参照ください。

 
できるだけ簡素な表現をしましたが、数字で書かれてもピンと来なかったでしょうか。
とりあえず「冬でもスキー場では日焼けするよ」ってことで、うんちくはここまで。具体的な日焼け対策へ進みましょう。
 

 

紫外線から肌を守る!スキー場での日焼け対策

基本は夏場の日焼け対策と大きく変わりません。日焼け止めを使う、露出を減らす、の2点が日焼け対策としては最も効果的なのは同じです。

雪面からの反射が強いので「日傘」が無効なのは当然ですけど(持って滑れないしw)

 
具体的にスキー場で出来る日焼け対策をいくつか紹介します。メリット・デメリットを参考に、できれば複数を併用しながら臨機応変・柔軟に♪

紫外線を防ぐ方法 メリット デメリット
ゴーグル+フェイスマスク とにかく露出を減らす!効果は十分期待できます。 気温がプラスになるような晴天・春先だと暑くて汗ダク、たまらん…
日焼け止め(塗布) 簡単なのに効果は絶大、最も信頼できます。 肌に負担、汗やゴーグルの脱着でとれる。メイク後は上塗りできない…
日焼け止め(ミスト) お化粧を崩さずに使える。 効果は期待薄、持ち運びにやや難、ムラ焼けする可能性も…
UVカットコスメ メイクと併用できて使いやすい。 肌への負担、汗や脱着でとれるのは日焼け止めと同じ。厚塗り=厚化粧に見られるかも。

スノボ・スキーはスポーツですから汗もかきます。ずっと屋外ですから頻繁に鏡を覗くどころか、化粧直しの頻度はどうしても下がってしまいます…

汗や水に強いウォータープルーフタイプの日焼け止めも、ゴーグルの脱着や転んで顔に付いた雪を払う、拭いたりすることで落ちてしまいますので、2~3時間毎に塗り直したいものです。

お化粧しない男性なら日焼け止めをカッツリ塗るだけで良いのでしょうけれど、女子は悩むトコですよね…

 
ゴーグルも、見た目だけでなくUVカットのレンズを使用している多少上等なものを選びたいものです(ゴーグルの疑問・悩みを解決や、ゴーグル選びは難しい?も参考に)。

フェイスマスクはネックウォーマーやバンダナなどでももちろんOK。「紫外線が強い」と思われる時はコーグル単体でなくフェイスマスクを併用するコト!でないと、ゴーグル跡がクッキリの「パンダ日焼け」になっちゃいます。

 
日焼け止めサプリを飲む、という方法もあります。効く・効かない、比較的高額、事前に服用を続ける必要がある、など、おすすめして良いものかどうか迷いましたので表には記しませんでしたが、気になるならネットで調べてみてください。

 

健康な肌、保湿は日焼け止めに有効

乾燥による肌荒れを起こす、肌を守る角質層が乱れると、紫外線が直接表皮に届いてしまいますから、日焼けし易い状況になります。

ゲレンデは都市・街中と比べるといくぶん湿度は高めなのですが、滑っている間はずっと風を受けているのですから、やはり肌はパリパリ、ひどく乾燥してしまいます。

日焼け後のケアに保湿、は良く聞く話ですが、日焼けしないためにも保湿は有効ですから、メイク直しや日焼け止めを塗り直すタイミングで、出来れば何らか保湿についてもケアしたいものです。

あと、以外かも知れませんが、ゲレンデでは唇も乾いてカサカサになります。日焼け止めリップも必需品ですよ。

 
 
たとえ真冬でも、スノボ・スキーを楽しんでいる間中ずっと、肌は紫外線によるダメージを受けています。
油断せずにしっかり紫外線ケアをして、後悔しないように~

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