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野沢温泉スキー場へスノボと温泉を楽しむ旅 外湯めぐりの入り方・ルールなど

野沢温泉外湯めぐり

野沢温泉スキー場なら温泉はもちろん、名物グルメやアクティビティなど、スキー・スノーボード以外に様々楽しみ方、魅力があることは「スキースノボだけじゃない!野沢温泉の魅力、人気のワケ」で紹介しましたが、今回は野沢温泉の外湯めぐりについて、楽しみ方や利用方法、マナーなどについてお届けします。

 

野沢温泉の外湯

開湯700年以上の歴史、江戸時代から続く野沢温泉では、湯は浸るだけでなく野菜を洗ったり茹でたりなど、日常の生活にも用いられ、大切に守り続けられていて、村内には四十余りの源泉があると言われており、誰でも自由に利用できる13の外湯(公共浴場)があります。

野沢温泉外湯「大湯」

野沢温泉外湯「大湯」

比較的一般的な泉質とされる、ほのかに香る硫黄泉で、それぞれの源泉毎に湯温、塩分などの含有物やその濃度、湯の色も無色透明から薄く緑色に濁る湯など、僅かに異なっているのも野沢温泉の特徴といえます。

各外湯は年中無休(冬季は6:00~23:00)で開いていて、近隣の住人が「湯仲間」という制度で、平素の掃除や光熱費の負担、建物の維持管理がなされています。マナーやルールを守るのは当然として、利用させて頂く感謝の気持ちを持って利用したいものです。

 

外湯でのマナー・ルール

特別に難しいマナーやルールがある訳ではありません。掛け湯で身体を流してから入浴する、湯上りを濡らさないよう、身体を手ぬぐいで拭いてから上がるのは、銭湯や旅館の大浴場を利用するのと同じ、浴場を利用する際の基本的なマナーです。

外湯のマナー・ルール©野沢温泉観光協会

外湯のマナー・ルール©野沢温泉観光協会

野沢温泉の外湯の多くはシャンプーや石鹸の使用不可、蛇口からは水しか出ません。身体や髪を洗うのはお宿の内湯で、外湯では純粋に湯を楽しんでください。

野沢温泉の外湯は掛け流しです。100度近い源泉もあり、入れないほど熱いこともあります。湯船へ水を注ぐのは湯を薄めてしまうことにもなり、野沢温泉と限らず、温泉を楽しみに来る人々や地元住民の方々の中にはこれを嫌う方も少なくありません。

たまたま誰もいないからと、むやみに水を入れるのは厳禁。湯船は熱湯とぬる湯がある場合は、まずはぬる湯を利用する、それでも熱ければ湯もみ板で暫く湯を揉む、湯の注ぎ口から離れた場所に入る、などの工夫をしたいものです。それでも熱いなら、水は出来るだけ最小限に、出しっぱなしにするようなことの無いようにしましょう。

また、実際に行けば分かりますが、外湯、時間帯によってはかなり込み合います。譲り合って利用したいものです。

 

感謝の気持ちを賽銭箱へ

誰でも無料で利用できる、とは言え、湯仲間たちの日頃の労力や建物の維持管理費用は相当なものです。

それぞれの外湯の前には賽銭箱が置かれていますので、たとえ僅かでも構いません、感謝の気持ちを入れてあげて欲しいものです。

 

外湯めぐり・全制覇は2時間!?

13の外湯を道に迷ったり、商店の軒先を覗いたり寄り道せずに回るだけでおよそ1時間かかります。カラスの行水のように、1軒の入浴時間を3分で駆け足に回ったとしても2時間近くはかかります。

野沢温泉外湯めぐりマップ©野沢温泉観光協会

野沢温泉外湯めぐりマップ©野沢温泉観光協会

野沢温泉村の狭い路地を迷うことなく進むのは難しく、ましてや雪で足元の悪い中です。外湯の全制覇なんてのに縛られると苦行みたくなりますし、湯あたりも心配です。お店を覗いてみたり買い食いしたりしながら、のんびりと楽しみましょう。

 

温泉たまごも作れます。

外湯の前では、温泉の熱を利用して、野菜が茹でられていたり、夜なら地元のおじさんが晩酌のお燗をしていたり。

画像は野沢温泉の外湯のひとつ上寺湯前にある温玉湯。

画像は上寺湯前にある温玉湯。外湯毎にそれぞれ形状は違います

上寺湯・熊の手洗湯・松葉の湯・十王堂の湯と、ミニ温泉広場「ゆらり」では、一般の観光客も温泉たまご作りを楽しむことができます。作り方や時間などの表示もあって、玉子は温泉街の商店など販売されていますから、時間があるなら是非。

 

湯の街の集印めぐりも

野沢温泉村内の様々な名所・旧跡を訪ねて集める「集印めぐり」。村内全部で27ヵ所ある集印台のうちおよそ半数、13の外湯全てに集印台が置かれています。

10ヵ所以上集印すると岡本太郎「湯」タオル、20ヵ所以上集印すると外湯巡り手拭い又は岡本太郎「湯」タオルが貰えますから、湯めぐりがてらチャレンジするのも良いですね♪

 
 
そんな野沢温泉・外湯めぐりは、野沢へ泊まってゆっくり楽しみたいものですね。

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余談ですが、野沢で良く見る、あの「湯」の文字をはじめ、野沢温泉村に数多くの作品を残した、野沢温泉村初めての名誉村民・岡本太郎氏。
未だ若き頃に野沢温泉スキー場で初めてスキーを経験、以来毎年通うリピーターだったそうで、初スキー時の感想は「歯が痛い」だとか。歯を食いしばって滑ったからだそうで、目をむき、歯を食いしばる岡本太郎氏らしさが現れているように思えます(もしかしたらこの話は後付かも)。
 
日本で唯一、村名に「温泉」がつく野沢温泉村、それぞれの外湯、外湯めぐり、集印めぐりなどについて詳しくは野沢温泉観光協会を参照ください。

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