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上海に世界最大の屋内スキー場!2022年開業予定

中国・上海の浦東新区に世界最大級の屋内型スキーリゾート施設「ウィンタスター上海」の建設が8月30日に着工された。中東初の屋内スキー場「スキー・ドバイ」を造ったアラブ首長国連邦(UAE)ドバイの財閥、Majid Al Futtaim(マジド・アル・フタイム)が運営を協力、北京冬季五輪の開催に合わせ2022年の開業が予定されています。

上海でオープンする世界最大のスキー場

建設を主導するシンガポールの不動産開発会社KOPの発表によれば、新たに建設される「ウィンタスター・シャンハイ」の総面積はザッと東京ドームの2倍にあたる9万平方メートル!

2005年に世界最大の屋内スキー場としてオープンした「スキー・ドバイ」の3倍以上、現在世界最大規模である2017年完成した中国・黒竜江省の「ハルビン・ワンダ」の8万平方メートルを大きく上回り世界最大の規模!

画像は「スキー・ドバイ」のイメージパース
画像は2014年の計画発表時に用いられていた「スキー・ドバイ」のイメージパース

ウィンタスター・シャンハイには初級~上級の全てのスキーヤー・スノーボーダーに対応できるよう傾斜の異なる3ツのゲレンデが整備され、このうちの1ツは「オリンピック基準の訓練」向けとしています。

また、スキー・スノボ以外にもチューブスライダーなど25種類のウインタースポーツ・アクティビティを楽しめるほか、延べ床面積22万7,000平方メートルもの超大型施設内にはKOPが展開する高級リゾートホテル「モンティゴ」を併設。年間320万人 (日本のスキー場来場者数1位「志賀高原」の4~5シーズン相当)もの利用客を見込んでいるといいます。

ウィンタスター上海のイメージパース
「ウィンタスター上海」のイメージパース

運営するマジド・アル・フタイムが中東、北米以外の地域で娯楽施設の運営に係わるのは今回が初めてですが、スキー・ドバイは2017年に世界の優れたスキー場に贈られる「ワールド・スキー・アワード」の屋内スキー場部門でトップに選ばれる実績があります。

また、昨年アフリカ初の屋内スキー場「スキー・エジプト」をオープン、さらにサウジアラビアとオマーンにも同様の施設を建設中と、屋内型スキー場の運営については折り紙つきのスペシャリストですから、きっと日本人がわざわざ滑りに出かけて行く価値のある、スキー場とは違った楽しみ方もできるスキーリゾートになることは間違いなさそうですね♪

中国は2022年の冬季五輪開催国なのですが、実際中国国民、国内ではウィンタースポーツを楽しむ、経験したことのある人は全国民の1%にも満たず、中国政府はスキー・スノーボード、スケートなど、ウインタースポーツの普及に力を入れているそうで、ハルビン・ワンダに次ぐウィンタスター・シャンハイの建設にも相応の思惑や加担がありそうです(憶測です)。

中国国内の富裕層の間でスキー・スノボ旅行と言えば、 今現在は「日本へのスキー旅行」が常識なんだそうですが、地球温暖化の影響なのか年々スキー場の天然雪の積雪が少なくなる昨今ですから、逆転して日本人が「ウインタースポーツは中国のインドア施設でするもの」となる日もそう遠くないのかも知れませんね…

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