福井・勝山・大野エリア
北陸・福井県北中部のスキー場・ゲレンデ一覧

北陸屈指のスキーエリア

霊峰・白山連峰の山麓、日本海から運ばれる湿気を帯びた寒風がもたらす豊富な積雪を誇る福井・勝山・大野エリア。

西日本最上級のスケール、北陸随一の知名度・人気を誇るスキージャム勝山をはじめ、白山連峰の南側山麓を囲む福井・勝山の各スキー場は、いずれも豊富で良質な雪に恵まれています。

スキージャム勝山

スキージャム勝山
コース数

15

リフト本数

6

初級 中級 上級
スキーヤー ボーダー
スキージャム勝山

九頭竜スキー場

九頭竜スキー場
コース数

8

リフト本数

4

初級 中級 上級
スキーヤー ボーダー
九頭竜スキー場

福井和泉スキー場

福井和泉スキー場
コース数

6

リフト本数

2

初級 中級 上級
スキーヤー ボーダー
福井和泉スキー場

今庄365スキー場

今庄365スキー場
コース数

8

リフト本数

4

初級 中級 上級
スキーヤー ボーダー
今庄365スキー場

余呉高原リゾート・ヤップ

余呉高原リゾート・ヤップ
コース数

5

リフト本数

3

初級 中級 上級
スキーヤー ボーダー
余呉高原リゾート・ヤップ

福井・勝山エリアのスキー場 
立地・気候・特徴・歴史など

本州のほぼ中央に位置し、西は日本海に、北は石川県、東から南にかけては岐阜県、滋賀県、京都府と接する福井県。

冬季は日照が少なく、降水量が多い特徴を持つ典型的な日本海岸気候の地域として知られ、日本海を渡る際に暖流から水蒸気を蓄えた北西の季節風が石川県へと連なる両白山地、加越台地へと続く高峻な山々に衝かり、南下する上空の寒気団と合わせ、福井県中央部の木の芽峠から山中峠にわたる山領を境とした嶺北地方、特に福井平野から経ヶ岳(標高16,25m)から法恩寺山(標高1,356m)に向かい急激に高度の上がる大野・勝山地域、さらに続く荒島岳(標高1,523m)山麓の大野市・九頭竜湖付近に大量の降雪をもたらします

豪雪地域だからと言ってスキー場が数多ある、スキー・スノーボードを目的に他府県から訪れる人が非常に多いということに直結する訳ではなく、高速道路からの交通の利便性が低かったこと、雪が多すぎることでの交通障害が頻発したなどの理由も手伝い、かつて福井県内に存在した「雁が原スキー場」と「六呂師高原スキーパーク(旧称六呂師高原スキー場)」の小規模な2スキー場は、いずれも中部縦貫自動車道の開通を見据えて営業中止/再開を繰り返していましたが、2021年より事実上廃業、現在は上記の5スキー場(余呉高原リゾート・ヤップは滋賀ですが、木の芽峠から続く栃ノ木峠に位置しているため気候・地域的に掲載)が営業しています。

5スキー場の中で独自の経営が成り立っているスキー場は「スキージャム勝山」のみであり、九頭竜スキー場・福井和泉スキー場・新保ファミリースキー場・今庄365スキー場の4スキー場は公設(県市町が施設を保有)、民間事業者等が入札して運営するという形式で、このあたりからも福井県内の各スキー場は、将来的な状況が非常厳しいことが見て取れます。

日本海に近い地域の冬季の特徴として、とても強い風・突風が吹くことがあること、海からの湿った空気がもたらす降雪はやや湿気の多い雪であることが挙げられます。北陸最大のスキー場「スキージャム勝山」と「今庄365スキー場」がこれにあたり、両スキー場はシーズン中に強風による営業中止となることもあります。

一方、山間を越えた九頭竜湖付近(「九頭竜スキー場」と「福井和泉スキー場」)から続く奥美濃(岐阜県・郡上市)~高山周辺へは乾いた雪・パウダースノーをもたらし、高標高と寒気からスノーマシンでの造雪が容易という特徴があります。(総じて天然雪の降雪量としては日本海に近いスキージャム勝山が概ね勝ります)。